美術館の多い長野県!

 長野県は美術館や博物館が異様に多いことでも有名です。その数は東京都についで二位となる多さを誇り、それぞれの芸術品の種類も多種多様に富んでいます。こうした美術館や博物館などの知的好奇心をくすぐる施設の多さは、比較的勤勉な県民性として知られる長野県だからこその文化なのかもしれませんね。こちらのページではそんな美術館について紹介していきます。

安曇野ちひろ美術館

いわさきちひろの代表作や絵本の原画、初期童画、油彩等の展示や世界各国の絵本の原画を展示している美術館です。美術館の周囲にはちひろ公園があって、復元されたちひろの黒姫山荘や、チェコの絵本作家パツォウスカーがデザインした池や石のオブジェ等があります。安曇野の自然にとけこむようにしてたたずむ美術館は建築家内藤廣の設計によるものだそうです。

脇田美術館

旧軽井沢の緑の木立のなかに、長年愛用したアトリエ山荘を囲んで建っている、現代洋画界を代表する脇田和の美術館です。初期作品から晩年の作品までを収蔵・展示するほか、現代との接点をもとめるアートプログラムを展開している

軽井沢現代美術館

軽井沢の自然豊かな森の中に佇む美術館です。「海を渡った画家たち」をテーマに、世界で活躍し高い評価を受けている日本人アーティスト、草間彌生、菅井汲、奈良美智等の作品を中心に所蔵・常設展示しています。2階ギャラリーでは版画を中心に草間彌生等現代アートの購入もできます。

山ノ内町立志賀高原ロマン美術館

美術館の設計は黒川紀章。ガラス作家・吉本由美子の「ガラスの天使」、横山尚人の「グラスデコール」、ローマ帝国時代のガラス・ローマングラス、郷土出身の南画家・児玉果亭の作品等を常設展示しています。特別展も開催しています。

長野県信州美術館

信州における唯一の県立美術館です。菱田春草、荻原碌山、池田満寿夫、松井康成をはじめとした郷土ゆかりの作家の作品や、美しい自然に恵まれた信州の風景画を中心とした収蔵品の公開と、年に4回程の企画展を開催。

東山魁夷館

長野県が日本画家・東山魁夷から作品と関係図書の寄贈を受け、長野県信州美術館に併設して開館。年に数回テーマを設けて展示替えを行い、「風景は心の鏡である」という東山芸術を多角的に紹介しています。

奏鳴館

オルゴールの製作で有名な長野県下諏訪町にあるオルゴールの博物館。古典オルゴールから現代オルゴールまで多彩な展示で、オルゴールの歴史をわかりやすく紹介しています。さらに展示室内で100年以上前の古典オルゴールの生の音色を聴くことができます。併設の体験工房でオルゴールの手作り体験もできます。

美ヶ原高原美術館

 美ヶ原高原の一角にあり自然と芸術との調和をテーマにした美術館です。約15年間ロダンの助手《彫刻の下彫り工》を務めたブールデル、セザール、井上武吉等国内外の彫刻家の作品を屋外、屋内に展示しています。

碌山美術館

 31歳の若さで夭逝した近代彫刻家、荻原守衛《碌山》の彫刻、絵画、書簡等を中心に、碌山にゆかりのある高村光太郎、戸張孤雁、中原悌二郎等の作品を展示しています。近代彫刻の流れの展開をみることができます。西欧教会風の建物は安曇野のシンボルになっています。

大熊美術館

 ビング&グレンダール窯の1895年から現在までと、ロイヤル・コペンハーゲン窯の1908年から現在までの、クリスマスプレートと呼称されるクリスマスの情景を描いたお皿や、テーブルウェアを展示しています。

安曇野高橋節郎記念美術館

 穂高町(現安曇野市)出身で、現代工芸美術界を代表する漆芸術家・高橋節郎の生家《登録有形文化財》に建つ美術館です。屏風、パネルを始め、乾漆立体作品、漆絵版画、漆クラフト作品等多様な漆芸作品の他、墨彩画、書等を所蔵しています。

軽井沢絵本の森美術館

 軽井沢の森の中、欧米の絵本を中心に、近・現代に活躍する作家の絵本原画や初版等の絵本資料を約6000点収蔵。その中から定期的に展示替えをしています。また絵本に関するビデオ上映や、春・夏の企画展、秋・冬展、特別展を行っています。

セゾン現代美術館《長野県・北佐久郡軽井沢町》

ジャスパー・ジョーンズ、アンディ・ウォーホル、クレー、ロスコ、カンディンスキー、菅井汲、堂本尚郎等の現代美術作品を中心に収集、展示しています。毎年「コレクション展」や若手作家を紹介する「ArtToday展」等の企画展を開催しています。

田崎美術館《長野県・北佐久郡軽井沢町》

富士山、浅間山、阿蘇山、櫻島等数々の山岳風景を雄大なスケールで描いた、文化勲章受章画家・田崎廣助の美術館です。幾何学的な壁面構成で軽井沢の自然に調和した建物は原広司の設計です。昭和61年に日本建築学会賞を受賞しています。

松本市美術館《長野県・松本市》

山岳をテーマとした作品や、草間彌生等郷土ゆかりの作家の名作を収集・常設展示しています。また日本を代表する作家でありますので、松本市の名誉市民である書家・上條信山、洋画家・田村一男の生涯の作品、資料を公開する記念展示室もありました

飯田市美術博物館《長野県・飯田市》

飯田出身の日本画家・菱田春草をはじめ、江戸時代に南画家として活躍した佐竹蓬平、鈴木芙蓉、また旧飯田町商家が収集した井村コレクション、岩崎新太郎コレクション等、飯田の町で愛された日本画の館蔵品を中心に平常展示しています。

茅野市美術館《長野県・茅野市》

マルチホール、コンサートホール、図書室、アトリエ等を兼ね備えた文化複合施設「茅野市民館」内にある美術館です。郷土出身および郷土ゆかりの作家たちの作品を収集・展示し、収蔵作品は、絵画、彫刻、工芸、書、版画、写真等様々なジャンルに及んでいます。

山下清・放浪美術館《長野県・茅野市》

放浪の画家、山下清が放浪の旅で見たまま、感じたままを、色紙をちぎって画用紙に貼りつめ作りあげた、貼り絵作品を集めた美術館です。豊かな色彩感覚と大胆なタッチで、純粋にのびのびと表現した山下清の貼り絵の世界が楽しめます。

池田町立美術館《長野県・北安曇郡池田町》

北アルプスが展望でき、周りを木立に囲まれた周囲に建つ池田町立美術館は、池田町美術館・奥田郁太郎館・小島孝子記念美術館の3館が集まった美術館です。池田町美術館では山下大五郎、篠田義一の作品を常設展示している他、特別展示も。

深沢紅子 野の花美術館《長野県・北佐久郡軽井沢町》

洋画家として活躍する一方、軽井沢にアトリエを持ち、高原の花を水彩で描いた画家、深沢紅子の晩年に描いた作品を中心に、木造洋館(明治44年建築)を移築復元した2階で展示しています。

ペイネ美術館《長野県・北佐久郡軽井沢町》

恋人たちをモチーフにしたフランスの画家レイモン・ペイネの作品を展示する美術館です。軽井沢聖パウロカトリック教会を設計した建築家、アントニン・レイモンドの別荘兼アトリエを移築したちっちゃな建物です。繊細で情感溢れるペイネの世界を堪能できます。

小海町高原美術館《長野県・南佐久郡小海町》

縄文象嵌の人間国宝である島岡達三の陶芸作品や、長野出身の洋画家・栗林今朝男の絵画、第二次世界大戦以前に日本で発売されたクラッシックを中心にした、SPレコードのコレクションを収蔵しています。建物の設計は安藤忠雄さんです。

つらなるつながる信州『長野県』はこんな県!